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凪のブログ

図書館本 中島京子 「水は動かず芹の中」

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長いスランプに陥っていて、どうしても昔のように筆が進まなくなった小説家

昔の作家たちがよく温泉に出かけていて、旅とか、旅館とか湯治とか長逗留とかは、このスランプというやつには効くのではないか。
「ぼんやりできればいい」くらいのやけっぱちな行動で、唐津へ・・・

観光案内所で陶芸体験のできる窯を紹介してもらったのに、え?無いじゃん!・・・

いままで人から聞いた話をそのまま書くことはしてこなかったけれど・・・

ちょっと不思議なお話、というかサワタローさんとナミエさん、不思議な夫婦だなぁー・・・
これって後になって人ではない!なんて言うのかなぁー・・・
って読んでいた。

なんというか私にとってはほぼ興味のない難しいお話が、サワタローから延々と語られ、たまにナミエさんがちょいっと挟まって、作家は興味深く聞いている。

そしてお話の途中「われら水神一族が・・・」と言ったから、え?われら?と私は思った。次のページで作家は「いま、われら水神一族と、おっしゃいましたか?」と・・・言った言った。と、私・・・

茶碗の底からじんわりと水がわき出す。という話はどこかで聞いたことはあるけれど・・・

陶芸体験をするつもりが、話を聞いているうちにお泊りすることになったが、その後もなんどか訪ねている。
そして、静かで穏やかなルーティンが保たれていた三人暮らしのある日、70歳くらいにみえる男性が芹を収穫しているのに出くわし・・・

3年後・・・

サワタローさんから、韓国への転居のお知らせが届いたけれど、連絡先が書かれていないから唐津に行ってみたところ・・・

芹の老人、タニカワさんは言いました。「河童はもういないんだよ」

最後の一行を読んで、行ってから書いてよ~・・・と勝手なことを思いました。


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by nagi3003003 | 2026-03-09 06:28 | 図書館本

たくさんの旅行記を書いていたgooブログが終了になりましたので、こちらで新たに始めることにしましたシニアです。